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MBA comeback! 2007

MBA comeback!2007

2007年MBAが戻ってきた

ひと頃地に落ちた米国MBAの市場価値がここへきて再評価されている。それは入学志願者数や求人企業やオファー年収の増加に表れている。ただしそれは以前の姿に回帰することではなく、グローバル化に対応して、欧州やアジアとの連携を進めるプログラムの国際化と修業年限短縮という新しい流れがある。

1.活気を取り戻すビジネス・スクール

米国ビジネス・スクールは4年前から入学志願者や求人企業から散々な仕打ちを受けてきたが、ようやくここへきてMBAの市場環境が変わってきている。
好転の兆候は二つある。ひとつは、求人企業がMBA採用を元に戻そうと雇用を再開し始めてきたことである。もうひとつは、MBAプログラムを志願する学生が増えてきたことだ。
第一の尺度は、2005年度MBA卒業者に対して年収レベルアップをギャランティしたこと及び数多くのリクルーターがUSキャンパスを訪れたことだ。
Goldman Sachsはベースサラリーを$10,000から$95,000まで上げた。このことは1996年以来初めてのベースサラリー増額である。大手コンサルティング・ファームはベースサラリーを$5,000上げた。
テクノロジー企業もMBA採用を再開し、オプション権利よりもサラリー増額でオファーしている。
ベースサラリーの平均年収は$100,000まで上昇した。卒業者のジョブオファーが昨年、3〜4倍増えた。キャンパス・リクルーティングの勢いは1990年代後半よりももっとすさまじい。
Columbia大学に近いWall Streetでは、投資銀行や証券など金融機関からジョブオファーが増えている。Wall Street金融機関の関心は、能力のあるMBA卒業者の奪い合いだ。

2.Financial Times global MBAプログラムのランキング

Top 10 Global MBAs (Financial Times) Rank

  1. University of Pennsylvania:Wharton
  2. Harvard Business School
  3. Stanford University GSB
  4. Columbia Business School
  5. London Business School
  6. University of Chicago GSB
  7. New York University:Stern
  8. Dartmouth College:Tuck
  9. Insead
  10. MIT:Sloan

3.卒業生の就職状況改善

MBA2007卒業者の雇用統計ベースのFinancial Times global MBAプログラムのランキングは、今までの逸話から変わった。2002年、USトップ10のMBA卒業者の12%は卒業後3ヶ月間職に就けなかった。今年の卒業者の8%が同期間に職に就けない割合に改善された。ランキングが下位に下がったMBAは、その差がさらに顕著だ。Cornellは2002年では卒業生の3ヵ月後までに職に就けたのは74%に過ぎず、UCLAでも73%だったが、2005年では、それぞれ88%と94%に改善されている。
MBAプログラム開講数で見ると、2005年は世界的に見て極めて低い数字に留まっている。志願者数よりも30%低い見通しだ。UKではOxford University以外殆どのスクールは応募者数、求人数ともに落ち込んだ。しかしながら米国North-western UniversityのKellogg Schoolでは、2007年秋になって楽観的な見通しを持つようになった。2010年までの米国ではMBAプログラムの市場価値が着実な成長を遂げていくと言う楽観論が根拠を持つであろう。

4.対象年齢層の増加に伴うMBA志願者の増加期待

US統計局によると、25歳から29歳の世界人口(これがMBAプログラムのターゲット年齢層にあたる)は2005年510mから2015年600mへと急激に増加する。
北米ではこの年齢層はこの期間に22mから24.5mに増加する。ヨーロッパでは減少している。最も急激に増加しているのはアジアのポテンシャルMBA学生数だろう。2005年290mから2015年350mへと増加する。ラテンアメリカのこの年齢層の増加も著しい。

5.MBAプログラム国際化の流れ

この事実は今日MBAプログラムが少ない地域でのMBA人口が大きく成長していることを表わしている。これは同時にビジネス・スクールが多くの輝かしい学生に魅力あるものとなるためにはMBAがより国際な広がりを持たなくてはならないことを教えている。
MBAプログラムはよりtrans-nationalになっていき、そしてお互い連携していくことになるだろう。
多くのUSビジネス・スクールはもうその動きをしている。University of Marylandは2001年中国に向けて第一回海外プログラムをスタートしたが、今日では北米、ヨーロッパ、アジア、アフリカの4大陸向けのプログラムが走っている。
あなたが世界のビジネス仲間となりたくなければ、あるいはあなたがマルチナショナルな舞台で仕事に就きたくないなら、その場合は基本的に仕事を成就できないだろう。このようなMBA国際化の波を捉えきれないビジネス・スクールの存続は危ぶまれるだろう。
しかしながら、この兆候への反応は米国学生には極めて遅い。彼らの圧倒的多数の学生たちは依然として米国のビジネス・スクールを志願しているにも拘らず、実際はMBAを学ぶ場所として西ヨーロッパが増えている。

6.ヨーロッパ Insead の MBA プログラム潮流

2000年、US市民は西ヨーロッパのビジネス・スクールへGMAC2,305件数、志願した。
2005年には、それが3,701件と62%増加した。米国学生はInseadやLondon Business Schoolのようなブランド校に志願するのが多い。今年最も大量に志願する学生は米国からだ。
米国学生はInseadで行われている多国籍文化のビジネス・スクール・システムに前向きになり始めた。一方、Inseadは今夏、米国企業に対してヨーロッパでリクルートを行うよう説得する目論見を持っている。だがInseadの学生が学んでいる多国籍文化を包括した価値について米国企業は的確に評価していない。

7.1年課程への動き

米国企業に対して1年課程のMBAプログラムをますますアピールすることになるだろう。
米国の一部のビジネス・スクールは既に12ヶ月プログラムをカットしている。The University of Western OntarioのIvey schoolでは、1年課程モデルを前進させようとしている。学生はMBAにフォーカスを当てたいが、実際2年課程のMBAプログラムの経費はあまりにも高すぎる。
企業のMBAに対する認識は変わってきている。ひとつの理由は1年課程のプログラムの人気が高まっていることだ。企業はスキルを伸ばすためにマネジャーにさらにその機会を与えようとしている時期にあって、MBAはいまマネジメント・キャリアとして第一段階を立っている。
米国では1年課程へ変換する動きが強まっている。12ヶ月にプログラムの期間を短縮したいと思っている。それは他の米国ビジネス・スクールが1年課程プログラムを取り入れる前にそれをやるという時間の問題に過ぎない。
実際のところ、米国トップビジネス・スクールがこの動きに対して歯を食いしばって我慢するかもしれないということだ。

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