最近の求人転職市場

最近のホットな業種別の人材転職市場ニュース

金融業界で求められる資質とは?「情報力」「対人関係力」「継続する学習力」

最近の金融業界の人材採用状況は、サブプライムローン問題の深刻な状況を受けている。
まず、外資系金融のセルサイドの証券会社にいち早く影響が現れ、採用中止するところが出てきた。さらに07年の後半は株価低迷など市場の不調で、影響はバイサイド、つまり運用業界も含めて業界全体に波及した。今後はさらに厳しくなることが予想される。
金融業界は、一つの職種・企業が持続的に活況を呈することはなく、市場の状況によって流動的なのが特徴。例えば、数年前は投資銀行業務が花形だったが、サブプライム問題でその勢いが衰えてきた。又、不動産投資関連やM&Aなども同じだ。金融業界は常にバブルの要素を孕んでおり、どこの職種・企業が良いとは言い切れない。ただし、ブームは去っても分野は残るので、本当のプロは生き残ることが出来る。サブプライムの影響から今後日本に進出している投資銀行の関連部門、あるいは会社自体が撤退する可能性もある。
金融業界で求められる資質とは、まず第一に金融は情報で動いているのだから、如何に情報を収集・分析する能力を持つかが大切。第二に、仕事は実際、人と人との関わり合いなので、対人関係力が要求される。特にコミュニケーション能力だ。そしてハードな仕事なので心身ともにタフであることだ。第三に、20代では問題解決能力、学習能力が求められる。30代はプロフェッショナリティ。金融プロとして自分の専門分野が確立していなければならない。40代では総合力、人脈や経験、キャラクターなども含めた総合的な評価だ。
最後に金融業はそもそもアングロサクソンの狩猟民族型が勝者の歴史を創ってきた。農耕民族型の日本人が、彼らに伍していくのは所詮難しいのではないか。リスクをテイクできるか、集団無責任体制で周囲を見渡す他人志向ではなく、個人としてリスクを背負って自分で立てるか、そのような価値観・行動様式が問われている。

2008/08/23