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育て 起業のサポート役 米VC養成機関「カウフマン」の日本進出で国際会議

米ベンチャーキャピタル(VC)人材養成機関カウフマン・フェローズ・プログラム(KFP)の国際会議が開かれた。
KFP代表ウィッカム氏:企業にとって重要なものは多様性と信頼性だ。成功した企業は総じてオープンで、皆で価値創造を共有し、コミュニケーションが盛んだ。必ず商業的な側面を意識する必要がある。日本は既存の起業への投資は米国と同水準にあるものの、ベンチャー企業に対する投資は、一人当たりで米国の5~10%にとどまっている。「リスクを取る」との意識が低いことに課題がある。
数多くの有力ハイテク企業を育ててきた米国のVCが国際化を加速させている。米VC人材養成機関KFPの日本での活動開始の号砲が鳴り、日本でも技術ベンチャー企業が本場のVCの眼力と資金力に触れるチャンスが増えそうな気配だ。インテル、アップル、ジェネンテック、アマゾン、グーグルー。20世紀半ば以来、米VCのVB育成の歴史は華々しい。ITやバイオの分野で革新を起こしそうな企業の株式に投資し、その上場で利益を上げる。単なるハイリスク・ハイリターン型の投資に見えるかもしれないが、実際のVCの機能はむしろしきんとうかいがいのぶぶんが大きい。例えば世界でもっとも著名なVCで米グーグルに早期投資したことでも有名なクライナー・パーキンズ・コーフィールド&バイヤーズ(KPCB)とセコイヤ・キャピタル、彼らの成功のカギは、技術の価値を最大限に生かす経営指導力と、最適な人材を投資先に引っ張ってくる強力な人脈だ。
日本のVCは証券会社や金融機関の関連会社である場合が多い。個人資金を投じながら新企業の発掘と育成を何年も続ける米VCの共同経営者とは年季も覚悟も違う。世界の成長の中心が中国やインドに移るにつれ、米有力VCは世界に活動の場を広げ始めた。KFPの活動を通して米VCと日本の技術VBとの交流が増えれば、米国流の踏み込んだ経営指導を伴う投資を受けられる可能性が広がる。KFPのウィッカム代表は日本の国民一人当たりの年間VC投資額が米国の10分の一に満たないと指摘した。逆に言うと伸びシロは大きい。技術革新に根ざした起業が増えVC投資への需要が増えれば、それこそ日本経済が活力を取り戻した証拠になるはずだ。

2009/11/05